「今月のプロブレム」2026/09解答

☆「今月のプロブレム」、9月の出題分、解答者は6名。
☆本欄ではキング=K、クイーン=R、ルーク=R、ビショップ=B、ナイト=S、ポーン=Pという表記を用いています。

Yechezkel Hillel
Israel Ring Tourney 1950 Comm
white Se4 Rd6 Kg7 Bg5a8 black Se5c6 Ke8
#2
1.Rd6-d5 ! zugzwang. 1...Se5-c4 2.Ba8*c6 # 1...Se5-d3 2.Ba8*c6 # 1...Se5-f3 2.Ba8*c6 # 1...Se5-g4 2.Ba8*c6 # 1...Se5-g6 2.Ba8*c6 # 1...Se5-f7 2.Ba8*c6 # 1...Se5-d7 2.Se4-d6 # 1...Sc6-a5 2.Rd5-d8 # 1...Sc6-b4 2.Rd5-d8 # 1...Sc6-d4 2.Rd5-d8 # 1...Sc6-e7 2.Se4-f6 # 1...Sc6-d8 2.Rd5*d8 # 1...Sc6-b8 2.Rd5-d8 # 1...Sc6-a7 2.Rd5-d8 #
☆黒から指し始めるsetでは、1..Sd7に対してメイトする手がありません。そこで、その場合に2.Sd6#で詰ませる手を用意する、1.Rd5!が正解になります。
☆黒のナイト2枚は、適当に動いた場合(random moveと言います)、メイトがあり、そのメイトを防ぐような行き場所に動くと(correction moveと言います)、今度はその手がセルフ・ブロックになり、詰むという仕掛けです。本作のテーマは、この黒ナイトのcorrection2通り。

櫻井宏行:d列の確保をポイントと考えました。そのためルークの移動マスを考え、Rd5が正解と判断しました。
Ayako Kagotani:Sd6でチェックするためにはRが下がらないといけないと思いますが、ではRはd列の5段め以下ならどこでも良いかというとそうでもなくて、d5以外はSに取られたり効き筋を封じられたりするので5以外はありえないということですね。
清田正夫:黒から先に動かして (set play?) 詰まないのは、黒Kt を d7 へ動かしたときのみで、この場合は d6 の白R がいなければ、白Kt で mate できる。 あとは白R の移動先を検討して、key を見つけました。
☆模範的な考え方です!
新井大輔:白駒の利きをそのままに黒Sに動いてもらいたい形、したがってBb7やBh4などが見えるがSd7で続かない。Sd7に対処する手はと読んでいたらRd5が見えた。渋い限定移動。

正解者(到着順)……櫻井宏行、d1、Ayako Kagotani、清田正夫、服部卓磨、新井大輔

☆みごと、全員正解でした!