☆「今月のプロブレム」、5月の出題分、解答者は8名と、少しずつ増えているのは嬉しいかぎりです。
☆本欄ではキング=K、クイーン=R、ルーク=R、ビショップ=B、ナイト=S、ポーン=Pという表記を用いています。
Michael McDowell
The Problemist 1986
The Problemist 1986
white Kc3 Qf6 Sf3 Pc4e2f2
black Ke4 Rd5 Pd6
#2
1...Rd5-d1 2.Sf3-g5 # 1...Rd5-d2 2.Sf3*d2 # 2.Sf3-g5 # 1...Rd5-d3 + 2.e2*d3 # 1...Rd5-d4 2.Sf3-g5 # 1...Rd5-a5 2.Sf3-d2 # 1...Rd5-b5 2.Sf3-d2 # 1...Rd5-c5 2.Sf3-d2 # 1...Rd5-h5 2.Sf3-d2 # 1...Rd5-g5 2.Sf3-d2 # 2.Sf3*g5 # 1...Rd5-f5 2.Qf6-d4 # 1...Rd5-e5 2.Sf3-d2 # 1.Sf3-h4 ! zugzwang. 1...Rd5-d1 2.Qf6-f5 # 1...Rd5-d2 2.Qf6-f5 # 1...Rd5-d3 + 2.e2*d3 # 1...Rd5-d4 2.Qf6*d4 # 2.Qf6-f5 # 1...Rd5-a5 2.Qf6-d4 # 1...Rd5-b5 2.Qf6-d4 # 1...Rd5-c5 2.Qf6-d4 # 1...Rd5-h5 2.Qf6-d4 # 1...Rd5-g5 2.Qf6-d4 # 1...Rd5-f5 2.Qf6-d4 # 2.Qf6*f5 # 1...Rd5-e5 2.Qf6-f3 #
☆問題図からまず黒が動かすset playを考えてみましょう。黒のすべての着手に対して、白にはメイトにする手が用意されています。
1..R〜 2.Sd2,Sg5#
1..Rf5 2.Qd4#
1..Rd3+ 2.exd3#
☆つまり、白に純粋な手待ち(tempo)があればいいのですが、実はそういう手はありません。
☆そこで発想を変えて、1.Sh4!が意外なキー。これもツークツワンクですが、set playの変化は保存されず、1..R〜のrandom moveに対するメイトが変わります。こういう形式の#2を専門用語でmutate(「突然変異」)と呼びます。おもしろい用語ですね。
☆1.Kc2?の解答が2名。これは1..Re5!で失敗します。
櫻井宏行:d4マスとf5マスがポイント考えました。d4マスはキングがいるので、f5マスを押さえる手段としてNh4とNd4になりますが、Nd4はRxd4の応手があるためNh4が正解と判断しました。
井上直哉:1.Kc2?としたらセット・プレイ同様に詰むのではと思ったのですが、1...Re5で詰まず、ポーンを突く手はルークでチェックされて詰まないと思ったので、ナイトを動かす手を考えたら、1.Sh4!でツークツワンクになりました。
清田正夫:セットプレーの詰み筋はすぐわかったので、「手待ち」キーを考えましたが うまくいきませんでした。あきらめて Kt を動かしたらキーが見つかりました。セットプレーと本プレーでは、Q と Kt の役割交換が行われているのですね。
新井大輔:ぼんやりとした手で正解かどうかいまいち自信がありません。
☆正解です! #2では、最近の作品になればなるほど、派手な手より地味な手のキーが多い傾向になっています。派手な手は目につきやすいからでしょうか。
Ayako Kagotani:黒が先に指すと、メイトにする手が変わりますか?
☆はい、それがこの作品の狙いです。
服部卓磨:最近、本誌のほうも解いています。ダイレクトメイト以外でも中には解きやすい問題もあり、楽しく解図しております。
☆ぜひ本誌にもご解答をお寄せください!
正解者(到着順)……櫻井宏行、井上直哉、清田正夫、新井大輔、服部卓磨、Ayako Kagotani
1..R〜 2.Sd2,Sg5#
1..Rf5 2.Qd4#
1..Rd3+ 2.exd3#
☆つまり、白に純粋な手待ち(tempo)があればいいのですが、実はそういう手はありません。
☆そこで発想を変えて、1.Sh4!が意外なキー。これもツークツワンクですが、set playの変化は保存されず、1..R〜のrandom moveに対するメイトが変わります。こういう形式の#2を専門用語でmutate(「突然変異」)と呼びます。おもしろい用語ですね。
☆1.Kc2?の解答が2名。これは1..Re5!で失敗します。
櫻井宏行:d4マスとf5マスがポイント考えました。d4マスはキングがいるので、f5マスを押さえる手段としてNh4とNd4になりますが、Nd4はRxd4の応手があるためNh4が正解と判断しました。
井上直哉:1.Kc2?としたらセット・プレイ同様に詰むのではと思ったのですが、1...Re5で詰まず、ポーンを突く手はルークでチェックされて詰まないと思ったので、ナイトを動かす手を考えたら、1.Sh4!でツークツワンクになりました。
清田正夫:セットプレーの詰み筋はすぐわかったので、「手待ち」キーを考えましたが うまくいきませんでした。あきらめて Kt を動かしたらキーが見つかりました。セットプレーと本プレーでは、Q と Kt の役割交換が行われているのですね。
新井大輔:ぼんやりとした手で正解かどうかいまいち自信がありません。
☆正解です! #2では、最近の作品になればなるほど、派手な手より地味な手のキーが多い傾向になっています。派手な手は目につきやすいからでしょうか。
Ayako Kagotani:黒が先に指すと、メイトにする手が変わりますか?
☆はい、それがこの作品の狙いです。
服部卓磨:最近、本誌のほうも解いています。ダイレクトメイト以外でも中には解きやすい問題もあり、楽しく解図しております。
☆ぜひ本誌にもご解答をお寄せください!
正解者(到着順)……櫻井宏行、井上直哉、清田正夫、新井大輔、服部卓磨、Ayako Kagotani