☆「今月のプロブレム」、12月の出題に挑戦した方は5名でした。
☆本欄ではキング=K、クイーン=R、ルーク=R、ビショップ=B、ナイト=S、ポーン=Pという表記を用いています。プロブレムでは、ナイトライダーというフェアリー駒にNの文字を当てるのが普通で、そのためナイトはSと表記する慣習になっています。
Eduard Prandstetter
Karel Traxler MT 1966 3rd HM
Karel Traxler MT 1966 3rd HM
white Bf6f3 Rf4 Ke1
black Ph7e2g2h2 Kh6 Bf1 Rg1
#3
1.Rf4-g4 ! threat: 2.Rg4-g3 threat: 3.Bf6-g7 # 2.Rg4-g8 threat: 3.Bf6-g5 # 1...Rg1-h1 2.Bf3-e4 threat: 3.Rg4-h4 # 2.Rg4-g3 threat: 3.Bf6-g7 # 1...h2-h1=Q 2.Rg4-g3 threat: 3.Bf6-g7 # 1...h2-h1=S 2.Rg4-g8 threat: 3.Bf6-g5 # 1...h2-h1=R 2.Rg4-g3 threat: 3.Bf6-g7 # 1...h2-h1=B 2.Bf3-e4 threat: 3.Rg4-h4 #
☆黒の妙な形は、h1=Bという underpromotion(PがQではなくR, B, Sに成ること)でステイルメイトを見せる狙いを秘めています。これはプロブレムによく出てくる筋ですので、この形はステイルメイト狙いだと憶えておきましょう。
☆1.Rg4!の後で、黒がh1に成る変化は主に3通りあります。そのそれぞれに対して、白の対応が変わります。特に大切なのは、1…h1=Bのステイルメイト狙いに対して2.Be4!としてステイルメイトを避けるところです。
小林看空:何かすっきりしない変化もありますが、Bに成るのが作意なんでしょう。初手はこれ以外に考えられない。Kは動かせないし、他はh1=Qで絶望的。先月よりやさしかったです。
Relax:三種成の好作ナリ!
中嶋正和:黒の駒配置は、ステイルメイト狙いの手順でよくある形ですね。
井上聡美:Rと黒マスBの形はすぐにわかったけど、Rが二回も動くとは思わなかったです。
及川弘典:4種成。詰み形は3パターン。
☆1.Rg4!の後で、黒がh1に成る変化は主に3通りあります。そのそれぞれに対して、白の対応が変わります。特に大切なのは、1…h1=Bのステイルメイト狙いに対して2.Be4!としてステイルメイトを避けるところです。
小林看空:何かすっきりしない変化もありますが、Bに成るのが作意なんでしょう。初手はこれ以外に考えられない。Kは動かせないし、他はh1=Qで絶望的。先月よりやさしかったです。
Relax:三種成の好作ナリ!
中嶋正和:黒の駒配置は、ステイルメイト狙いの手順でよくある形ですね。
井上聡美:Rと黒マスBの形はすぐにわかったけど、Rが二回も動くとは思わなかったです。
及川弘典:4種成。詰み形は3パターン。
【総評】
【成績】(到着順)
5点……小林看空、Relax、中嶋正和、及川弘典
3点……井上聡美
【お知らせ】
ISCのトレーニングもかねて、5月と9月の第1日曜に、オンラインで解答競技会を開催する予定をしています。詳細が決まり次第、このHPでご案内いたしますので、どうぞご期待ください。