「今月のプロブレム」2026/02解答

☆「今月のプロブレム」、2月の出題分、解答者は5名で、全員正解でした。 
☆本欄ではキング=K、クイーン=R、ルーク=R、ビショップ=B、ナイト=S、ポーン=Pという表記を用いています。

Einar Vilhelm Larsson Letzén
Sydsvenska Dagbladet Snällposten 1921 1st Pr
white Kf7 Qc7 Rd5f4 Be4 black Ka8 Qb3
#2
1.Kf7-g8 ! zugzwang. 1...Qb3*d5 + 2.Be4*d5 # 1...Qb3-b8 + 2.Rd5-d8 # 1...Qb3-b7 2.Rd5-a5 # 1...Qb3-b4 2.Rd5-a5 # 2.Rd5-d8 # 1...Qb3-g3 + 2.Rd5-g5 #
その他、Qがbファイルから離れる手には2.Rf8#、Qがピンを解除する手には2.Ra5/Rd8#
☆白のRd5がピンされています。このピンが外れること、つまり、アンピンだなと気づけば、およその筋が浮かんできます。
☆白のKがピンのラインを避けて、たとえば1.Kg7?とするのは、1…Qb2+!で失敗。1.Ke8?もおもしろい手ですが、1...Qa4+!という受けがあります。
☆パラドキシカルですが、ピンの状態を保ったままで1.Kg8!とするのが正解のキーです。1...Qb8+や1...Qg3+といったチェックがかかりますが、そのときにアンピンされたRで切り返して詰むという、いわゆるクロスチェックが用意されています。

新井大輔:あれこれとチェックが掛かる位置に白Kが逃げるキーは意外性があります。ピンメイトの変化など良いと思います。
清田正夫:白K の周囲8マスが空いているので、K をどのマスに動かすかを考える問題だと見当をつけました。黒Q による白R のピンを解除できるのに、正解はあえてピン状態を保持する一見不利な K の動きでした。詰将棋の「不利逃避」に似ていると思いました。
Ayako Kagotani:今回あまり自信がないですが…。黒のQの効き筋に移動するのが無意味なようでいて、f4のRに道を開けるところがミソ?
正解者(到着順)……川辺治之、d1、新井大輔、清田正夫、Ayako Kagotani