☆「今月のプロブレム」、5月の出題分、解答者は6名でした。
☆本欄ではキング=K、クイーン=R、ルーク=R、ビショップ=B、ナイト=S、ポーン=Pという表記を用いています。プロブレムでは、ナイトライダーというフェアリー駒にNの文字を当てるのが普通で、そのためナイトはSと表記する慣習になっています。
Norman A. MacLeod
発表誌・年 不明
発表誌・年 不明
white Kc8 Bf1
black Ka8 Qh1 Rf8 Be8 Pa7
Ser-H#6
1.Qh1-h8 2.Qh8-a1 3.Rf8-h8 4.Rh8-h1 5.Be8-c6 6.Bc6-g2 Bf1*g2 #
正解
1.Qh8 2.Qa1 3.Rh8 4.Rh1 5.Bc6 6.Bg2 Bxg2#
☆白がメイトにする手はBg2#しかありません。そのときに、黒のQRBがどこにあればいいかを考えます。
☆問題になる駒はBです。このBは白マスなので、g2以外のどの場所においても白のBg2+がメイトになりません。つまり、黒のBはg2に置くことになります。
☆残るのはQとRですが、Bg2+をメイトにするためには、Qをa1、Rをh1に置くしかありません(h8にQかRを置くと、白のKにチェックをかけていることになります)。
☆後は、その順番を考えることになります。Bを早く動かすと白のKにチェックをかけてしまうので、Bはいちばん最後。QとRはどちらもh8を通過するため、先にQを移動させてからRを動かすことになり、これで手順が一意に確定します。
Pawn Star:どこにいてもビショップがメイトの邪魔になるなら葬り去ってしまえばいい、これに気づけばもう解けたも同然ですが気づくまでに少し時間がかかりました。
小林看空:何とか逆算して解けました。とても論理的な作品ですね。
井上聡美:QRBの最後の駒の位置から解りました。Rをh1に置くのが思い付き難かったです。
及川弘典:黒の線駒配置パズル。QとRのcorner-to-cornerが気持ちいい。
服部卓磨:ひさびさに解けました。また来月を楽しみにしております。
中嶋正和:黒Qではなく、黒Bを取らせる。
【成績】(到着順)……全員正解でした!
5点……Pawn Star、小林看空、井上聡美、及川弘典、服部卓磨、中嶋正和
1.Qh8 2.Qa1 3.Rh8 4.Rh1 5.Bc6 6.Bg2 Bxg2#
☆白がメイトにする手はBg2#しかありません。そのときに、黒のQRBがどこにあればいいかを考えます。
☆問題になる駒はBです。このBは白マスなので、g2以外のどの場所においても白のBg2+がメイトになりません。つまり、黒のBはg2に置くことになります。
☆残るのはQとRですが、Bg2+をメイトにするためには、Qをa1、Rをh1に置くしかありません(h8にQかRを置くと、白のKにチェックをかけていることになります)。
☆後は、その順番を考えることになります。Bを早く動かすと白のKにチェックをかけてしまうので、Bはいちばん最後。QとRはどちらもh8を通過するため、先にQを移動させてからRを動かすことになり、これで手順が一意に確定します。
Pawn Star:どこにいてもビショップがメイトの邪魔になるなら葬り去ってしまえばいい、これに気づけばもう解けたも同然ですが気づくまでに少し時間がかかりました。
小林看空:何とか逆算して解けました。とても論理的な作品ですね。
井上聡美:QRBの最後の駒の位置から解りました。Rをh1に置くのが思い付き難かったです。
及川弘典:黒の線駒配置パズル。QとRのcorner-to-cornerが気持ちいい。
服部卓磨:ひさびさに解けました。また来月を楽しみにしております。
中嶋正和:黒Qではなく、黒Bを取らせる。
【成績】(到着順)……全員正解でした!
5点……Pawn Star、小林看空、井上聡美、及川弘典、服部卓磨、中嶋正和