「今月のプロブレム」2023/06出題

上級1

Gerald F. Anderson
The Chess Amateur 1923
White Ke1 Qa7 Ra1 Sf4 Pc2f2 Black Kg1 Rh1 Sb6 Pb7c3f3h2
#2

上級2

Erich Brunner
Alpine Chess 1921
White Kf6 Rd4 Bf2 Sb6g5 Black Kh8 Rg7 Sb2 Pf7g6
#3

上級3

Gennady Chumakov
Shakhmatnaya Kompozitsiya 1999
White Kc2 Rf7 Sf5 Black Kh8 Pf6g2g3h4
H#3 b) Kh8 -> g8

上級4

Ayako Okaya
Problem Paradise 1999
White Ke1 Qd1 Ra1h1 Bc1 Sb1h3 Pa2b2c2d2e2f2g3h2 Black Ke8 Qd8 Ra8h8 Bc8f8 Sg1g8 Pa7b7c7e5f3g7h7
Proof Game 8.5 moves
今月は上級向き4題です。
1は2手でメイト。白の初手(キー)だけを答えていただいてもかまいません。
2は3手でメイト。正解のキーを見つけるのはそんなに難しくはありませんが、どうして他の手ではだめなのかも考えてみてください。
3はヘルプメイトで、黒から指し始め、双方が協力して3手(つまり黒白黒白黒白)で黒のキングをメイトにします。また、この図をa)として、黒のKをh8からg8に移した図b)も同じようにH#3として解いてください。
4は、本欄では初めて登場するプルーフ・ゲームです。実戦の指し始めの形から、8.5手(つまり、白から指し始め、白の9手目)で問題の図になったとするとき、その棋譜をお答えください。正解は1つしかありません。
〈ヒント〉まず、この図に至るまでに、黒が最短でも8手指していることを確認してください。次に、取られている駒(白はB、黒はP)がいったいどこで取られたかを考えてください。それで黒の指し手がおよそ確定します。最後に、それでは白が9手分をどう指したかを推理してください。
#2は、すべての白の手を調べてみればその中に必ず正解が1つだけありますから、根気さえあればきっと解けます。
1題解答を大歓迎します。また、各問に対するコメントもどしどしお寄せください。
https://forms.gle/wgdSyWtuaYuh3xxp8
締め切りは6月 20 日。正解発表は6月のこのページで行います。
成績優秀者1名に、JCPS発行のプロブレム書籍またはプロブレム専門誌のバックナンバーを賞品としてお送りします。